NHKドラマ「プリンセスメゾン」に学ぶマンション購入ノウハウ

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「NHK BS プレミアム」で毎週火曜23時15分〜放送されている「プリンセスメゾン」というドラマが非常に面白いです。

女、26歳、居酒屋勤務、結婚の予定なし。でも「家」を買います。

独身20代女性がマンションを購入する内容のドラマとなっています。

プリンセスメゾン

池辺葵さんの人気コミック「プリンセスメゾン」のドラマ化です。

プリンセスメゾン(1) (ビッグコミックス)
プリンセスメゾン(1) (ビッグコミックス)

マンションを買うために、居酒屋で店長代理として毎日のように働き、ひたすら貯金を貯めます。

しかも、高校卒業して8年も居酒屋で働いています。

そして、自宅で預金通帳を見て、「今月も目標を達成」とホッと息をつきます。

自宅はオンボロアパートで、誰一人お客を呼んだことはなし。ただひたすら、マンションを買うために節約しながら貯金をする毎日。

その結果、現在の貯金額は800万円ほど。

居酒屋で働きながら、1年で100万円ずつ毎年コツコツと貯めたことになります。

このドラマ「プリンセスメゾン」は、これからマンションを買いたいと思っている人なら、とても参考になると思います。

ざっくりとですが、各話で「マンション購入ノウハウ」的な部分を、以下にまとめたいと思います。

ドラマなので面白くするために多少大げさな部分もあるかもしれません。また、ノウハウは時間と共に変わるものです。

なので、参考程度にするのが良いと思います。

第一話

  • 「夢のマイホーム」持ち家に対するこの言葉の意味が大きく変わろうとしている。東京でも単身女性が自分のためにマンションを購入するケースが増えている。
  • デベロッパーは物件の仲介をする不動産屋とは違う。用地の取得から物件の販売、商業施設やオフィスビルとの複合開発。簡単に言うと、街を作っている。
  • 客「北側の部屋は暗くない?洗濯物が乾かないのでは?」→営業マン「お部屋の明るさは窓の面積に比例するんです。このマンションの北側は遮る建物がありませんし、広いバルコニーからの眺望をお楽しみ頂けます。」
  • 女性向けマンション購入セミナーにて:マンションの購入を決めた後に、結婚が決まったらとか、ライフスタイルの変化を悩まれる方が多いと思いますが、究極のところ、パートナーは買ったマンションに合わせて選べばいい。それよりも、まず考えるべきは資産価値。売る場合、貸す場合の相場。住宅ローンが月8万円で家賃が月12万円なら4万円の差額が出る。

主人公が内覧時に「フローリングはシートですか?突き板ですか?」と聞く場面があるのですが、最近の分譲マンションのフローリングは90%以上でシートフローリング(木目柄プリント)が採用されているそうです。

最近では、建築費が上がってきているため、コスト削減が必要となり、億を超える部屋でもフローリングはシートフローリングが採用されていて、オプションで突き板を選べるようになっている高級マンションもあります。

ただ、シートフローリングというとあまり印象は良くないかもしれませんが、最近のシートは以前のものよりも高性能になったという声をよく聞きます。

野村不動産の「プラウド六本木」は洋酒用塾成樽づくりで培った技術をフローリングに活かした「株式会社昭和洋樽製作所」の木を使っており、圧倒的な存在感がありました。

第二話

  • 住宅ローンの審査では、なんといっても会社に勤めていることが一番。勤続8年なら問題なし。
  • 住宅ローンの金利は女性の方が優遇されている銀行もある。
  • 携帯の払い忘れとか、ちょっとしたことが住宅ローン審査のマイナスになる。
  • クレジットカードの過去の支払いで延滞があると、住宅ローン審査のマイナスとなる。
  • 分譲マンションは保証人を立てる代わりに、保証会社に保証料を払う。

主人公は結局、豊洲のタワーマンションの購入を諦めます。

確かに、貯金800万円では1LDKのタワーマンションを買うには、その後の住宅ローンの負担がきついかもしれません。

第三話

  • 正社員なら保証人が使えるけど、派遣のような正社員ではない場合、保証人ではなく保証会社を通すのが契約の条件となっている物件もある。仮に、派遣の給料が同じ年の正社員と変わらなくても。
  • 「家を買える」ということと、「本当に家を買う」ことは違う。真剣に家を探しているなら、イメージが湧くはず。

私も賃貸していた時に、保証会社を使ったことがあります。

私には弟がいるのですが、私の弟は「保証人だけはならないことに決めている」と言ってきかないので、しょうがなく保証会社を使うことにしました。

確か、CASA(カーサ)という会社で、家賃の50%で2年契約だった記憶があります。

最近は、保証人を立てらない人が増えていて、保証会社でも上場企業があるくらいですから、「保証」というのはビジネスになるということですね。

第四話

  • 誰もが羨むような素敵なマンションに住む。でも、1人で住んで幸せだろうか・・・?人によっては幸せだし、1人によっては寂しく感じる??
  • 1人で生きるのは覚悟が必要。

仕事をバリバリやっていたら婚期を逃して、会社の中では下の人間を管理する側に回って、それなりにいい給料をもらって、誰もが羨むタワーマンションに住んで・・・でも、何かが足りない・・・それは、人生を一緒に歩むパートナーの存在・・・。

こんな感じでしょうか?

今回はマンション購入ノウハウ的な話はほとんど出てこなかったです。

ただ、武蔵小杉に1人で住むのって、けっこう辛いと思うのは私だけでしょうか?

武蔵小杉はファミリー率が高い街ですからね。

当サイトでも武蔵小杉のタワーマンションを2つ紹介しています。

第五話

  • 女性は家族のためのマンションを買う男性とは違うので、仕事と家探しで忙しくても、心はリラックスすることが大事。
  • 中古マンションは物件価格だけでなく、諸費用も見るべき。新築マンションの場合、諸費用は物件価格の5%ほどだが、中古マンションは約10%。この差は大きい。
  • 中古マンションは設備が最新ではないので、リフォームにもお金がかかる。
  • キッチンのリフォームの場合、ガラストップの三つ口コンロ、天然石のカウンター、静音シンク管理のシステムキッチンとなると、予算は100万ほど見込んでおく必要がある。
  • 新築マンションは新しい設備や工法が採用されているから、後で心配することが少ない。
  • 大前提として、中古マンションの場合、どんなにきれいしてあっても必ず前の住民の痕跡が残る。

今回は親(パパ)に豊洲のタワーマンションの一室を買ってもらった若い女性(たぶん、20代前半)が出てきましたが、意外とこういうパターンって多い印象です。

というのも、相続税対策でタワーマンションの高層階を買う高齢者が多いからです。(国は対策をし始めましたが。)

見知らぬ人に賃貸に出すよりも、自分の娘に一人暮らししてもらった方がいいと考える親もいるのでしょう。

毎回コンセプトが違って、このドラマは面白いです!

第六話

  • 欲しいものは手に入れてからが勝負。

今回は主人公の生い立ちやマンションを買うことにこだわる理由が分かるストーリーでした。

マンション購入ノウハウ的な内容はなかったですね。

第七話

  • 人気物件は先着順販売で出た瞬間に売り切れる。本当に買いたいなら、申込だけでもかけておくとよい。

来週で最終回ですが、もうマンション購入ノウハウ的な内容は出てこなそうですね。主人公の自分探し的な面が大きくなっています。

第八話

最終回は、「それぞれにっての幸せとは?」みたいな印象を受けました。人それぞれ、幸せの定義って違いますからね。

住宅をローンを組んでも買うことが幸せの人もいれば、逆にそれが不幸の始まりになってしまうこともあります。

住宅購入も、最終的には人と比べるのではなく、自分の対話が重要だと思います。

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