
日本を代表する高級マンション、歴史に残るマンション、20年後はスーパービンテージマンションに・・・。
内覧を終えてからこのように思いました。
とにかく、既存のマンションにありがちな妥協点がありません。
三井不動産レジデンシャルが本当に造りたかったマンションを形にしたという印象を持ちました。
デザインを決める前に、ニューヨークやロンドン、シンガポールといった世界の高級マンションを視察したそうです。
そこで行き着いたのが、流線型とガラスを作ったデザインです。プールも1階ではなく最上階に設置しました。
これは全て、世界の高級マンションで行われていることだそうです。
こんなインパクトの強いデザインのマンションは日本では今までになかった・・・多くの人がそう思ったと思います。
ある意味、実験的な要素が強いとも言えます。
海外ではいいけど、日本人にはこんなデザインは合わないのでは?・・・こういった声が出て来ることを覚悟の上で、三井不動産レジデンシャルの新しい試み・挑戦としての意気込みを感じます。
青山のランドマークとなるマンションだけなく、日本を代表するマンションになることは間違いないでしょう。
実際、住まいサーフィンの「沖式儲かる確率」では83%とかなり高い評価となっており、人気度も同一駅内10棟中1位となっています。
Iconique特定目的会社とは?

「パークコート青山 ザ タワー」は売主が「三井不動産レジデンシャル」と「Iconique特定目的会社」の2社になっています。
多くの人が「Iconique特定目的会社」ってどこの会社?と思ったと思います。私も思いました。
「Iconique特定目的会社」はシンガポールで50年以上の実績を誇る不動産デベロッパー「ホンリョングループ シティディベロップメントリミテッド」が「パークコート青山 ザ タワー」の販売のために日本に設立した会社です。
「特定目的会社」とは聞き慣れないですが、Wikipediaによると「特定目的会社」とは「資産の流動化に係る業務を行うための法人として、株式会社を参考に定められた営利社団法人」とあります。
「ホンリョングループ シティディベロップメントリミテッド」は世界26カ国94ヶ所で住宅、オフィス、ホテル、サービスアパートメント、ショッピングモールなど多岐にわたる事業を展開しています。
シンガポールでは3万6000戸以上の高級レジデンスを開発しています。
シンガポールの法人が販売をすると聞くと、外国人の購入者が多いのではないか?と思うかもしれませんが、実際は9割は日本人が購入することになるそうです。
北青山と南青山
青山といえば、3A(青山、麻布、赤坂)の1つとして、日本でも資産価値が高いエリアの代表です。
徳川家康の重臣であった青山家の広大な下屋敷があったことにちなんで「青山」という地名が名付けられました。
そして、1966年(昭和41年)に青山通りを境に「北青山(1丁目〜3丁目)」と「南青山(1丁目〜7丁目)」に分類されました。


北青山と南青山だったら、資産価値でも知名度でも南青山の方が上です。
そして、「パークコート青山 ザ タワー」は南青山2丁目にあります。
しかし、南青山の中でも赤坂寄りの外れにあるので、南青山の中では少し価値が落ちる立地かもしれません。
今年(2016年)竣工した三菱地所の「ザ・パークハウス グラン 南青山」はブルーノート東京近くの南青山5丁目なので、エリアの価値としてはこちらの物件の方が上でしょう。
しかし、「パークコート青山 ザ タワー」は銀座線・半蔵門線・都営大江戸線が走っている「青山一丁目駅」から徒歩3分という駅近というメリットもあります。(ただし、この物件に住むような人はあまり電車には乗らないでしょうが。)
赤坂、六本木、表参道に歩いていける立地

「パークコート青山 ザ タワー」の立地を地図で見ると、赤坂・六本木・表参道という魅力ある街が徒歩圏内ということが分かります。
この3つの街のど真ん中に位置しています。
タクシーならワンメーターで行くことができる距離です。
さらに、東京が誇る大きな公園もすぐ近くにあるので、都心に住みながら緑も享受できるエリアと言えます。
青山にはタワーマンションが3つしかない

東京のように人口は多いけど土地が限られている都市の場合、タワーマンションはデベロッパーにとっては非常に効果的なマンション形態になります。
なぜなら、同じ土地でも、より多くの人に住んでもらえるからです。
戸数が増えれば、そのぶん販売価格も増やすことができるので、タワーマンションはデベロッパーにとって儲かる商品となります。
そのせいか、近年、東京ではタワーマンションが非常に増えました。
しかし、青山に限定すると、タワーマンションは「パークコート青山 ザ タワー」を含めて3つしか建っていません。
「パークコート青山 ザ タワー」以外の青山エリアのタワーマンションは以下の2つです。
- 青山ザ・タワー(2004年竣工、23階、港区南青山2丁目)
- 青山パークタワー(2003年竣工、34階、渋谷区渋谷一丁目)
ただ、「青山パークタワー」の住所は渋谷区で、最寄り駅は渋谷駅ですが・・・。
いずれにせよ、青山という街はタワーマンションが少ない街なのです。
つまり、「パークコート青山 ザ タワー」のライバルとなる物件も少ないということです。
ライバルが少ないということは、売却する時や賃貸に出す時に価格比較される機会も減るということです。
ライバルとなる部屋が多くなると、どうしても価格比較&価格競争が起こります。
しかし、「パークコート青山 ザ タワー」の場合は、そういったことが少なくて済むということです。
ライバル物件が少ないということは、将来に渡る資産価値も維持しやすいと思われます。
ちなみに、「パークコート青山 ザ タワー」のすぐ側に46階建てのタワーマンション「パークアクシス青山一丁目タワー」がありますが、こちらは賃貸専用マンションで分譲はないので、比較対象から外しています。
地権者がいないから制限なく作れた

「パークコート青山 ザ タワー」には地権者がいません。
だから、これだけ自由な発想で設計できたと言えます。
通常、地権者がいると、管理費などのランニングコストが高いマンションは作りずらい傾向にあります。
つまり、マンション内にプールがあったり、バーがあったり、バレーサービスを付けたりといったことをしずらいのです。
「なるべく管理費は安い方がいい」と考えるのが、一般人な地権者です。
しかし、「パークコート青山 ザ タワー」は地権者がいないので、地権者のことを気にせず、本当に作りたいものを作れます。
そのため、「パークコート青山 ザ タワー」には以下のような管理費(ランニングコスト)を上げるサービスが付いています。
- インフィニティプール(26F)
- ジェットバス(26F)
- フィットネスルーム(26F)
- 女性専用トリートメントルーム<プライベートスパとして利用可>(26F)
- パウダールーム<シャワー、ロッカー、洗面化粧台>(25F)
- スカイラウンジ(25F)
- クラブラウンジ(25F)
- スクリーニングルーム<上映会>(25F)
- バー
- プライベートガーデン(2F)
- ガーデンラウンジ(2F)
- コンシェルジュサービス
- バレーパーキングサービス
- ポーターサービス
- タクシーが常時5台待機
- 24時間有人管理
つまり、「パークコート青山 ザ タワー」に住む人は、管理費のことをちまちま気にするような人ではなく、管理費が高くてもいいから最高の環境の中で暮らしたい考える富裕層なのです。
購入する人の中にはセカンドハウス利用の人も多いらしいです。
外観デザイン

「パークコート青山 ザ タワー」の外観デザインを初めて見た時、外国人デザイナーがデザインしたと思いました。
しかし、実際には大林組がデザインコンセプトから建築計画、インテリア、ランドスケープの設計・施工を手掛けたそうです。
大林組のデザインセンスってすごいな〜。
ちなみに、部屋からベランダには出ることはできません。
ベランダには室外機だけが置かれていて、部屋からの視界の妨げにならないように80センチほど下に下がっています。
さらに、ベランダのガラスはグラデーションで曇りガラスが入っています。
また、「パークコート青山 ザ タワー」のガラス張りのデザインを見ると、強度が気になるところですが、ガラスは二重ガラスを使っており、通常のガラスの2倍の強度だそうです。
保証された景色

「パークコート青山 ザ タワー」は26階建てのタワーマンションですが、オリンピックが決まってから、北側に国立競技場がある関係か、上の地図の赤く囲ったエリアは高さ制限がつくようになりました。
つまり、「パークコート青山 ザ タワー」の西側には高いビルやマンションを建てることができなくなるので、西側の眺望は保証されるということです。
また、地図を見てもらえば分かりますが、物件の東側の目の前には「都立青山公園」があります。
さらに、南側には広大な青山霊園があるので、物件周辺には高いビルを建てることができません。
つまり、「パークコート青山 ザ タワー」は将来に渡って景色が保証されていると言えます。
ただ、風水などを気にする人は、部屋から墓地が見えることをNGにする人もいるでしょう。
共有施設

エントランスは通りから奥まっているので、外部とは一線を画す設計になっています。
さらに、両サイドには水盤があります。

エントランスを入ると、2層吹き抜けのグランドエントランスが迎えてくれます。
フランス人のエマニュエル・バロワによるガラスアートウォールが異次元な雰囲気を作っています。

横の歩道からもプライベートガーデンの中が見えないように基壇部が設計されています。

コーチエントランスも曲線が十分が使われたデザインになっています。

住民だけが利用できるプライベートガーデンです。
オブジェはミッドタウンにも配置されている彫刻家の安田侃(やすだ かん)による大理石アートです。


2階のガーデンラウンジからプライベートを見ることができます。

プライベートガーデンには水盤もあるので、水の潤いを感じながら生活できます。


25階にはスカイラウンジがあります。
インテリアデザインはカルティエの店舗デザインなどを手掛けるイタリア人のブルーノ・モワナーです。

同じく、25階にクラブラウンジもあります。
スカイラウンジと連結して一体利用も可能です。

25階のスクリーニングルームでは、大型スクリーンでプライベートな上映会を楽しめます。

最上階の26階にはインフィニティプールとジェットバスがあります。
有料で貸し切りも可能です。

26階にはプライベートスパとして利用できる女性専用のトリートメントルームもあります。

フィットネスルームも26階にあります。
周辺環境

こちらが建設地です。
すでにこの時点で流線型のデザインを見ることができます。
目の前の通りは4車線ですが、週末だからか、それほど交通量は多くなかったです。



4車線の通りを挟んで向かいには、そこそこのサイズの公園があります。

この通りは「パークコート青山 ザ タワー」の北側の通りです。
けっこう細いですが、植栽が植えられるので、このあたりの雰囲気もだいぶ変わると思われます。

すぐ側に、小さなレストランが数軒並んでいる通りがありました。

こちらは西側の通りです。はやり、細いですね。

西側の通りの途中には、日本料理がありました。

南の方へ向かって少し歩くと、墓地がありました。ただ、ここは青山霊園とは違うと思われます。
奥に見える高層タワーは、右側が六本木ヒルズで、左側が東京ミッドタウンです。

先程の4車線の通りまで出て、六本木方面へ歩くと、青山霊園が見えました。
木や緑が多いので、あまり墓地は気になりません。



4車線の通りを六本木方面に向かって歩くと、いくつかの小洒落たレストランを見つけました。(乃木坂駅より手前)
これらのレストランまで、物件から徒歩5分ほどです。
建設状況(2017年11月中旬)
2017年11月中旬に「パークコート青山 ザ タワー」の建設状況を見に行きました。

右にあるタワーマンションは賃貸専用の「パークアクシス青山一丁目タワー」です。

平成30年(2018年)3月下旬に竣工予定ということで、最上階まで進んでいます。
写真だけ見ると、日本ではなく、ニューヨークにいるような感覚を覚えます。

目の前の公園から撮影。

曲線が美しいです。

かなり目立つデザインなので、多くの人から視線を感じながら生活していくことになるのではないでしょうか?
分譲価格
20〜26Fまではプレミアム仕様となっていますが、事業協力者への販売になっている部屋が多いそうです。
住まいサーフィンに登録(無料)すれば、他の部屋の価格表も見ることができます。
買い替えがある人は、事前に不動産一括査定サイトで自宅がいくらで売却できるのか確認しておくといいでしょう。自宅にいながらマンションや一戸建てだけでなく、土地も査定してもらえます。近所の不動産屋に査定してもらうより高額査定してもらえる可能性も高いです。
向き | 階 | 間取り | 面積(㎡) | 価格(万円台) | 平米単価 | 坪単価 |
北西 | 19F | 2LDK | 80.57 | 19980 | 247.98 | 818.34 |
西 | 19F | 2LDK | 90.24 | 22020 | 244.01 | 805.25 |
北西 | 16F | 3LDK | 105.44 | 27300 | 258.91 | 854.41 |
北西 | 16F | 2LDK | 80.57 | 19920 | 247.23 | 815.88 |
西 | 16F | 2LDK | 90.24 | 21980 | 243.57 | 803.78 |
南西 | 16F | 2LDK | 115.41 | 40850 | 353.95 | 1168.05 |
南西〜南東 | 16F | 3LDK | 135.21 | 49350 | 364.98 | 1204.45 |
南東 | 16F | 2LDK | 85.34 | 21920 | 256.85 | 847.62 |
南東 | 16F | 2LDK | 85.30 | 21920 | 256.97 | 848.01 |
東 | 16F | 3LDK | 106.63 | 29800 | 279.47 | 922.25 |
北西 | 12F | 3LDK | 105.44 | 27100 | 257.01 | 848.16 |
北西 | 12F | 2LDK | 80.57 | 19840 | 246.24 | 812.61 |
西 | 12F | 2LDK | 90.24 | 21900 | 242.68 | 800.86 |
南西 | 12F | 2LDK | 115.41 | 40600 | 351.78 | 1160.90 |
南西〜南東 | 12F | 3LDK | 135.21 | 49150 | 363.50 | 1199.57 |
南東 | 12F | 2LDK | 85.34 | 21840 | 255.91 | 844.52 |
南東 | 12F | 2LDK | 85.30 | 21840 | 256.03 | 844.92 |
東 | 12F | 3LDK | 106.63 | 29600 | 277.59 | 916.06 |
北西 | 6F | 1LDK | 72.21 | 17900 | 247.88 | 818.03 |
西 | 6F | 1LDK | 70.07 | 17900 | 255.45 | 843.01 |
南西 | 6F | 2LDK | 83.09 | 21000 | 252.73 | 834.03 |
南西〜南東 | 6F | 3LDK | 135.21 | 45850 | 339.10 | 1119.03 |
南東 | 6F | 2LDK | 85.34 | 21770 | 255.09 | 841.82 |
南東 | 6F | 2LDK | 85.30 | 21770 | 255.21 | 842.21 |
東 | 6F | 3LDK | 106.63 | 28850 | 270.56 | 892.85 |
西 | 3F | 1LDK | 70.07 | 17860 | 254.88 | 841.13 |
南西 | 3F | 2LDK | 83.09 | 20960 | 252.25 | 832.44 |
管理費・修繕積立金・駐車場使用料など
面積(㎡) | 管理費 | 修繕積立金 | 付設駐車場代 | インターネット使用料 | トランクルーム使用料 | 月額合計 |
70.07 | 54720 780円/㎡ |
9180 131円/㎡ |
– | 2420 | – | 66320 946円/㎡ |
80.57 | 62930 781円/㎡ |
10550 130円/㎡ |
– | 2420 | – | 75900 942円/㎡ |
90.24 | 70480 781円/㎡ |
11820 130円/㎡ |
– | 2420 | 1500 | 86220 955円/㎡ |
115.41 | 90140 781円/㎡ |
15120 131円/㎡ |
– | 2420 | 2400 | 110080 953円/㎡ |
140.94 | 110070 780円/㎡ |
18460 130円/㎡ |
74000 | 2420 | 4500 | 135450 961円/㎡ |
182.21 | 142310 781円/㎡ |
23870 131円/㎡ |
74000 | 2420 | 4500 | 173,100 950円/㎡ |
234.04 | 182790 781円/㎡ |
30660 131円/㎡ |
89000 | 2420 | 4500 | 220370 941円/㎡ |
物件概要
所在地 | 東京都港区南青山2丁目27番1(地番) |
交通 |
|
総戸数 | 163戸(一般販売住戸99戸 事業協力者販売住戸64戸) |
入居時期 | 平成30年04月下旬予定 |
構造・階数 | 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上26階地下1階建 |
間取り | 1LDK〜3LDK |
専有面積 | 70.07平米〜234.04平米 |
敷地面積 | 3910.57平米 |
建築面積 | 1946.40平米 |
延床面積 | 27787.42平米 |
竣工時期 | 平成30年03月下旬竣工予定 |
入居時期 | 平成30年04月下旬予定 |
分譲後の権利形態 | 敷地は共有、建物は区分所有 |
駐車場 | 総戸数 163戸 に対して 敷地内機械式 84台 敷地内平面 11台(平面式駐車場11台の内、来客用駐車場2台、身障者用駐車場1台を含みます。) |
駐輪場 | 総戸数 163戸 に対して136台 |
バイク置場 | 総戸数 163戸 に対して3台 |
エレベータ | 有:4基 |
売主 | 三井不動産レジデンシャル株式会社 |
施工会社 | 株式会社大林組 |
管理会社 | 三井不動産レジデンシャルサービス株式会社 |
販売代理 | 三井不動産レジデンシャル株式会社(代理) |
備考 | <売主>Iconique特定目的会社 東京都中央区日本橋一丁目4番1号 ※本物件は、売主:三井不動産レジデンシャル株式会社、Iconique特定目的会社が共同住宅を建設し分譲する事業です。 |
関連・出典サイト
- パークコート青山 ザ タワー|東京メトロ銀座線、半蔵門線、都営大江戸線「青山一丁目」駅徒歩3分、東京メトロ千代田線「乃木坂」駅徒歩7分。2駅4路線利用可能。|港区青山に三井不動産レジデンシャルから全163邸の新築分譲大規模タワーマンション誕生。
- 青山 (東京都港区) – Wikipedia
- 青山パークタワー|[三井の賃貸]レジデントファースト-東京都心の賃貸マンション・賃貸住宅・賃貸物件・高級賃貸マンションをご紹介
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- 三菱地所レジデンス 都心のフラッグシップマンションシリーズ「ザ・パークハウス グラン 南青山」始動
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